◎この記事のまとめ
・さまざまな学習法にトライして、自分に合ったスタイルを見つけるのが大事!
・小さなことからコツコツと!文字・会話・文化の理解まで段階的にステップを重ねよう
・国際恋愛ならでは!パートナーとのコミュニケーションでモチベーションを維持しよう!
プリビエット!メニャー ザブート ヒカリ。(こんにちは!わたしの名前はひかりです。)


と、突然何を言い出すニャ…!
見慣れないカタカナの並びに驚いた方もいるかもしれません(笑)突然ですが、筆者は現在、外国人のパートナーと英語・日本語でコミュニケーションを取っている一方で、パートナーの母国語であるロシア語の勉強に取り組んでいます。
ロシア語というと日本人にとってはレアな言語に思えますが、ヨーロッパでは約1億8,000万人以上が母国語としてロシア語を使用しているとのこと!第二言語の話者数も含めると、世界で4番目に話者が多い言語だそうです。
参考)海外ビジネスに役立つ「これから学ぶべき外国語ランキング」TOP10
この記事では、ロシア語をゼロから勉強中の筆者が、自身の経験に基づいた“「挫折しない」ための学習ロードマップ”を公開します!
日本での学習人口が決して多くはない言語だからこそ、この記事が「ロシア語を勉強したい」と思っているあなたの支えになれたら嬉しいです。
それでは、具体的な学習ロードマップを見ていきましょう。
それぞれのステップを確認しながら、今の自分がどのあたりのレベルにいるのかもチェックしてみてくださいね。

ステップ1:なぜロシア語を勉強するのか?目的をはっきりさせる

言語学習を始める最初のステップとして、「なぜその言語を勉強するのか」について、改めて考えてみましょう。何を達成したいのか、目的が明確になることで、モチベーションを保ちやすくなります。例として、筆者の場合は以下のような希望がありました。
ゴールを設定したら、次に具体的な目標を設定します。目標とするレベルや理由によっては、重点的に学ぶべきスキル(聞く・話す・読む・書く)が異なる可能性があるからです。
目標を定めることで、自分に合った学習内容を効率的に見つけられるようになります!

具体的な目標は、以下のように数字を使って設定するとやる気が出やすいです。
勉強を始める前にゴール地点とその道筋を決め、ロードマップを作ることは、これから続く長い学習ロードで迷子にならないためのコンパスのような存在になってくれるはず。ぜひ、学習を始める前に時間をかけて、自分自身の目標と目的を考えてみてくださいね。
ステップ2:まずは「キリル文字」を攻略せよ!【最初の難関突破】
多くの人が最初に戸惑うのが、見慣れない「キリル文字」の存在です。筆者(30代)と同世代の人には、昔の携帯電話の「顔文字」に使われていた文字に見覚えがあるのではないでしょうか?
ひとつひとつは単純な形をしていますが、アルファベットになじみのあるわたしたちにとっては、一から文字を習うようなものです。とはいえまずはこれを覚えないと始まらないので、繰り返し発音をしてみたり、書いてみたりというのが重要になってきます。
筆者の場合は、はじめて彼の故郷を訪れる1か月前に「文字くらいは読めたほうがいいかも…」という不安から勉強を始めました。

おすすめの勉強法は、言語学習アプリNo.1と呼び声高い「Duolingo」!ロシア語を勉強する場合はガイドの言語で日本語を選べないため、英語の読み書きができる方限定にはなってしまいますが、無料で簡単に始められるのが心強いですよね。
Duolingoにはキリム文字を勉強できるコースがあるので、筆者はこれを1か月間ひたすらやりこみました。以下、練習ページを開く手順をご紹介します!
①Duolingoのアプリを開いたら…

②右下の「…」アイコンを押すと出てくる選択肢から「Letters」を選ぶ

③「LEARN THE LETTERS」を押して、練習スタート!

ステップ3:基本の「挨拶」と「自己紹介」をマスター!

文字を読めるようになったら、次は基本的な会話表現を覚えましょう。こちらも先ほど紹介した「Duolingo」が手軽に始められておすすめです。ほかには、ネイティブのリアルな発音を学ぶため、以下のようなYoutubeもよく見ていました!
<基本のあいさつ>
<自己紹介>
少しずつ挨拶や単語が言えるようになったら、ぜひパートナーを相手に練習してみてくださいね。絶対に喜んでくれますよ!
ステップ4:基礎文法を少しずつ理解する
挨拶や自己紹介ができるようになったら、少しずつ文法の基礎を学び始めることになります。どんな言語も、ここからが本格的な学習になってくるので、挫折する可能性も高くなります。
いろいろな学習法を試してみて、大事だなと思ったこと。それは「自分に合った学習スタイルを見つける」ことでした!参考までに、言語学習で何度も挫折を経験してきた筆者がトライ→失敗した学習方法を以下に挙げてみます。
ざっと挙げただけでもこれだけの失敗談が出てきました!そんな筆者が見つけたベストの学習法はこれでした。
筆者の場合は、学生時代にガリ勉タイプだったことが功を奏してか、グループレッスンの雰囲気や進め方がとても合っていました。キリム文字や基本の発音なども改めて勉強し直すことができましたし、高い学費を払っているので休むわけにはいかない!クラスメイトに負けられない!という気持ちで1年以上勉強を続けることができました。
あくまでも、筆者の場合はグループレッスンが合っていたというだけなので、ぜひみなさんもいろいろな学習法に挑戦してみてほしいです。文法を学び始める前に、モチベーションを保てる学習法を見つけてみてくださいね。
ちなみに現在の筆者は、言語レベルでいうとこのステップ4をようやく終了した、というところでしょうか。ロシア語の最大の難関といっても過言ではない「格変化」に、例にもれず悩まされる毎日です。今後もグループレッスンを続けていく予定なので、また何かのタイミングで学習の成果をみなさんにお知らせできるタイミングがあると嬉しいです!
言語学習は長期戦!完璧を求めすぎないことも大切です。

ステップ5:「聞く」「話す」の実践を重視する【コミュニケーション能力を磨く】

文法の基礎が少しずつ身に付いてきたら、積極的にロシア語を聞いたり話したりする機会を作りましょう。ロシア語の音楽やラジオ、ポッドキャストなどを聞き流すだけでも、耳が慣れてきます。
筆者はこのタイミングで、言語交換アプリの「HelloTalk(ハロートーク)」を使い始めました。「HelloTalk」には日記を書いたり、マイク機能を使って自分が話しているのを録音することができます。特に便利なのが「添削機能」!ロシア語のネイティブスピーカーたちが、自分がアップした日記や録音を添削し、間違ったところを直してくれるのです。
一部有料オプションがありますが、ほとんどの機能は無料で使えるのもおすすめなポイント。
他にもいくつかおすすめしたい勉強法があるので、それについてはまた別の記事で紹介したいと思いますが、とにかく積極的に話すことが重要です。間違いを恐れずに、どんどんコミュニケーションを取りましょう。
パートナーとの電話やビデオ通話は、最高の練習機会です!

ステップ6:語彙(ごい)力を増やす
スムーズな会話のためには、語彙力を増やすことが不可欠です。このあたりまで来ると、語彙を増やしていくことに楽しみを感じられるようになるでしょう。
筆者のおすすめは、自分で作れる「単語帳アプリ」の活用です。新しく覚えた言葉を入力していき、自分だけの辞書を作ることができます。いろいろなアプリがありますが、筆者が使っているのは「Wordholic」というアプリです。実際に使ってみて、いいなと思った点は以下の通りです。
余談ですが、この記事を書いていて、筆者の場合はアプリやインターネットにかなり頼っている勉強法だと気づきました。便利な世の中になりましたね…!
パートナーがよく使う言葉や、共通の話題に出てくる単語を優先的に覚えるのがおすすめです!

ステップ7:ロシア語圏の文化に触れる【言葉の背景を理解する】
言語をさらに深く理解していくためにも、その国の文化や歴史を知ることは決して外せないポイントです。文化を知ることで、言葉のニュアンスや背景にある考え方を理解できるようになるからです。
筆者の場合は映画鑑賞が趣味なので、ロシア語話者が出てくる映画や、東欧が舞台のドラマを積極的に見るようにしていました。以下、一部ですが面白かった映画を紹介します!
ロシア語の音楽や小説・料理など、自分が興味のあるジャンルを調べてみるとモチベーションにつながりますよ!

結論|パートナーへの愛情を燃料に、ロシア語の世界へ飛び込もう!
どんな言語でも、ゼロから新しい言葉を覚えるのは簡単な道のりではありません。わたしたちには「日本語」という母国語があり、日本で暮らしている限りは新しい言語を覚えなくても生活していけるからです。
だからこそ、国際恋愛は語学学習の最高のモチベーションになりえます。ここまで紹介してきたロードマップを参考に、一歩ずつ、楽しみながらロシア語の世界を広げていってください。そしていつか、大好きなパートナーに流暢なロシア語で気持ちを伝えられる日を信じて、わたしも勉強を続けていきたいと思います!
継続は力なり!

◎この記事のまとめ
・さまざまな学習法にトライして、自分に合ったスタイルを見つけるのが大事!
・小さなことからコツコツと!文字・会話・文化の理解まで段階的にステップを重ねよう
・国際恋愛ならでは!パートナーとのコミュニケーションでモチベーションを維持しよう!