【体験談あり】国際恋愛をするなら知っておきたい!ケンカの原因TOP5と解決策

国際恋愛
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◎この記事のまとめ
時間や金銭感覚、家族観、宗教観、コミュニケーションスタイルの違いがケンカの原因に
・さまざまな違いを認識し合い、尊重することが大切!
・小さなことでも話し合うことをサボらない、あきらめないで!

なやみねこ
なやみねこ

またパートニャーとケンカしちゃったニャ…

異なる文化や背景を持つ外国人との国際恋愛は、新しい発見や刺激がいっぱい。その分、育ってきた環境や考え方の違いから、誤解やすれ違いも多くあるのが現実です。

ここでは、国際恋愛における文化の違いによるケンカの原因を、筆者の体験談を交えて5つ紹介。ケンカを繰り返さないための解決策も伝授します!

この記事を読んで、円満なパートナーシップを築いていきましょう!

数々の大喧嘩を乗り越えてきた(笑)筆者にまかせてください!

ひかり
ひかり

ケンカの原因① 時間に対する考え方

国際恋愛において、時間に対する考え方の違いは、ケンカのきっかけになりやすい原因のひとつ。

日本人は基本的に時間をきっちり守る人が多く、時間通りであることが「正しい」という感覚を持っている方が多いのではないでしょうか。

なやみねこ
なやみねこ

電車やバスが数分遅れただけで、謝罪アナウンスが流れるのは日本だけかもニャ…

日本では待ち合わせ時間の5分前行動が礼儀とされていますが、世界を見渡すと、時間にルーズなのが「当たり前」の国が多いのも事実です。

実は筆者のパートナーも、時間やスケジュールにかなりルーズなタイプ初デートの日も30分遅刻してきましたし(ちゃんと謝ってくれましたが)、「あと30分で帰るね!」と連絡をもらって実際に帰宅したのが2時間後…なんてことも日常茶飯事です。

何がムカつくかというと、まったく悪気がなさそうなその態度!笑 それもそのはず、彼らにとってはそれが常識なのです。イライラしているこちらが悪いことをしているような気分になるのはなぜなのか…

このように、時間に対する考え方の違いは、デートや待ち合わせの約束事をするたびにケンカを引き起こす原因になりがちです。具体的な解決策として、筆者は以下のようなことを心がけていました。

  • 待ち合わせの時間をリマインドする
  • 少し早めの時間を伝える
  • 相手が時間通りに動くことを期待しすぎない

「自分の当たり前が、相手の当たり前ではない」ことを理解して、まずはお互いが「時間」に対してどのような考えを持っているのか、話し合うことから始めましょう。

工夫することを楽しんで、人間レベルを上げていきましょう!

ひかり
ひかり

ケンカの原因② 金銭感覚のずれ

国際恋愛に限らずさまざまなカップルに言えることですが、恋愛において「金銭感覚のずれ」は、ふたりの関係性に大きな影響を与える可能性があります。

特に外国人との恋愛においては、育ってきた環境や文化が異なるため、お金に対する価値観や使い方が異なるのは自然なこと。ですが、その違いを理解し合わないままでいると、ケンカや不満の原因となりかねません。

例えば、日本では割り勘が一般的ですよね。デートの時に彼氏がお金を出してくれなくても、「もうわたしのことは愛していないのね…」とはなりません。ですが、アメリカやヨーロッパでは、「男性が女性におごる=愛情の大きさ」と捉える文化も存在します。

他にも毎月のお給料の使い方相手へのプレゼントの予算など、長く一緒にいればいるほど考え方のずれが発生する可能性も増えていきます。

なやみねこ
なやみねこ

将来のことを考えると、「お金」は避けては通れない課題だニャ…

また、“何にお金をかけるか”の考え方も理解しておきたいところ。筆者の場合は、幸い二人とも美味しいものが大好きで、「食べ物にお金をかけること」にはお互いに抵抗がありませんでした。

それでも筆者が唯一理解できなかったのは、パートナーが大好きな「アニメのフィギュア」。もちろん彼が自分で稼いだお金で買っているので文句を言うことはできませんでしたが、初めてコレクションを見た時にはびっくりしました。

金銭感覚のずれを解消するためにも、フランクな気持ちでお金について話し合ってみましょう。心理テストのような感覚で、たとえば以下のようなことを聞いてみてください。

  • 何にお金を使う時に幸せを感じるか
  • どんなことにはお金を使いたくないか
  • 100万円あったらどのように使うか

そのうえで、ふたりが納得できるルールを作ることも大切です。思い切ってお互いの収入や支出をオープンにして、デートのときの支払い方法などを決めるのもよいでしょう。

金銭感覚のずれは、国際恋愛において避けて通れない課題の一つですが、お互いを尊重し、歩み寄ることで、二人の関係をより深めることができるでしょう。

“金銭面でお互いに依存しすぎない”ことも、重要なポイントです!

ひかり
ひかり

ケンカの原因③ 家族との関わり方

家族との距離感や家族に対する考え方は、生まれた国の文化によって大きく変わってきます。日本人同士でも、頻繁に集まってイベントを楽しむ家族もいれば、必要な時にだけ集合する家族もいて、人それぞれですよね。

筆者の場合、パートナーは両親や兄弟だけでなく、親戚も含めて「家族」という価値観ををすごく大切にしている人でした。両親とはほぼ毎日電話かチャットをしていますし、海外旅行をすると必ず家族や親戚に会いに行きます

一方筆者はというと、決して仲が悪いわけではないのですが、年に1、2回ほど実家に帰る以外は、必要な時にしか連絡を取り合いません。

パートナーの家族がお互いに頼り合っているのを見て「そこまで甘えられるのってすごいなあ」と思ったのが新鮮でした!

ひかり
ひかり

基本的に筆者はパートナーの家族に対する関わり方を「素敵だな」と思っているのですが、以前に海外の親戚の家を訪ねた際、彼の親戚の女性がパートナーと「二人だけでご飯に行きたい」と言ってきたことがありました。

なぜ二人だけで行きたかったのか理由は分かりませんが、その時パートナーは筆者に対して「彼女がそう言っているけどどうする?」と言ってきたのです!(どうする?じゃない!と心の中では叫んでました)

彼の家族に嫌われたくなかった筆者は「二人で行ってきたら」と強がってしまい、そのまま彼は親戚とご飯に行ってしまいました。“空気を読んでくれない”パートナー(もちろんパートナーの国にはそんな文化はありません笑)と、「行かないで」と言えなかった自分に対して怒りが湧いてしまい、その後帰ってきたパートナーと大ケンカ…したのも、今では良い思い出です。

一般的に日本は「家族との絆を大切にする」欧米などでは「個人の自立を重視する」と言われているそうですが、筆者の経験談からしても「家族の形」は本当にさまざまですよね!

ひかり
ひかり

このような違いは、パートナーといずれ結婚して家族を作る段階になると、影響が出てくる可能性があります。頻繁に家族と交流する相手の場合は、家族の近くで暮らしたいという希望が出てくるでしょうし、「どんな家族を作りたいか」という価値観にも食い違いが起こるかもしれません。

相手と長くお付き合いをしていくなら、家族と関わりは避けられません。早いうちから、以下のようなことに取り組みましょう。

  • お互いの家族を紹介し合い、交流を重ねる
  • 理想の家族像について話し合う
  • 家族のことで気になっていることがあれば共有し合う(良いことも悪いことも含めて)

筆者の場合、この後出てくる「宗教観」に対する違いのこともあってか、パートナーとの家族の関わり方についてはこれまで何度も頭を悩ませるようなことがありました。その悩みをどう解決して乗り越えてきたかについては、また別の記事で詳しくお話ししたいと思います!

ケンカの原因④ 宗教観の違い

「宗教観」によるすれ違いは、その人の生き方や考え方の“根幹”に関わる問題であるため、深刻なケンカの原因となる可能性があるでしょう。

日本は特定の宗教を信仰しない「無宗教」の人が多いとされています。実際には、お正月には初詣に行き(=神道)、クリスマスにはケーキを食べてお祝い(=キリスト教)するなど、どちらかというと“いろいろな宗教のいいとこ取り”をしているという印象でしょうか(あくまでも筆者の主観です)。

世界規模で見ると、「84%の人が何かしらの宗教を信仰している」とも言われています。パートナーがなんらかの宗教を信仰している場合、食生活や結婚観、子供の教育方針など、日常生活のあらゆる面で意見が対立する可能性が出てくるでしょう。

なやみねこ
なやみねこ

宗教的な目線で見てみると、日本は珍しい国なのニャ…

あくまで個人の意見ですが、「宗教」が原因で別れたというカップルは多い気がしますね。

ひかり
ひかり

実は筆者のパートナーも、特定の宗教を信仰しています。信仰の強さでいうとそこまでではないと思いますが、彼の考え方や生き方に、宗教の影響を感じることが多々あります。

ケンカとまではいきませんでしたが、過去に真剣な話し合いに発展したのは、「家族は必ず同じものを同じ時間に食べなければいけない」という彼の考え方について。同棲を始めてすぐの頃に発覚し、当時のわたしは何をどうやっても理解することができませんでした。(正直今でも理解できません笑)

異なるスケジュールで仕事をしていて、食文化も好き嫌いも違う二人ですから、到底無理な話だと思いませんか?ですが彼の主張としては「毎日できないのはわかっている。でもできるだけそうしたい」ということでした。

たくさん話し合いをした結果、最終的には「朝・昼は諦める。夜はできる限り同じものを食べる」という形で、お互いが少しずつ譲り合い、かつ納得できる答えを見つけることができました。この時に、「諦めずに話し合う」ことの重要性を改めて感じた気がします。

彼が家にいない日は、筆者の大好物&彼の苦手な魚介類を思う存分食べてトレス発散!笑

ひかり
ひかり

宗教は、日常の些細なことから人生における大きな決断まで、さまざまな場面で影響を及ぼします。どちらかが宗教を信仰している場合、その宗教について理解しようとすることは必要不可欠となってくるでしょう。そのうえで、以下のことを心に留めてみてください。

  • 相手の宗教について勉強してみる、本や記事を読んでみる
  • 宗教上の理由でできないことがあるなら早めに確認しておく
  • 相手の宗教に対する自分のスタンスを決めておく(勧誘には乗らない、行事には参加しない等)
  • 理解できないからといって、相手の宗教観を否定することだけは避けよう!

筆者の経験上、宗教観に基づく相手の意見や考え方は、簡単には変えられません。もしあなたが特定の宗教を信仰していないのなら、ある程度譲歩して付き合っていくことも必要かもしれませんね。

なかなか難しいテーマですが、宗教もその人の大切な一部です。まずは理解しようという姿勢がいちばん重要です!

ひかり
ひかり

ケンカの原因⑤ 感情表現の違い

日常のささいなケンカの大半が、“ディスコミュニケーション”によるものなのではと思っています。

国際恋愛の場合、そもそも言語の壁があることが多いですが、ディスコミュニケーションの原因は言葉だけではありません。表現の仕方やジェスチャー、顔の表情の捉え方も、国によって異なるのが難しいところです。

よく耳にするのは、日本人の「空気を読む」「遠回しな言い方を好む」傾向について。日本は世界で最も「ハイコンテクストな文化」と言われており、良いコミュニケーションとは行間で伝え、行間で受け取る”ものだという考え方が一般的です。
(参考:あの国はハイコンテクスト?ローコンテクスト?

反対に、アメリカやオーストラリア、オランダなどをはじめとする国は「ローコンテクスト文化」の国。シンプルで明快なコミュニケーションが良しとされています。

なやみねこ
なやみねこ

当たり前と思っていたコミュニケーションの方法に、こんなに違いがあるニャんて…!

筆者のパートナーもローコンテクスト文化の国出身なので、表現方法の違いを感じることはよくあります!

ひかり
ひかり

そのほか、とある文化圏では肯定的な意味を持つジェスチャーが、別の文化圏では否定的な意味を持つケースも。

このようなコミュニケーションの取り方の違いは、ささいな誤解から大きなケンカに発展する可能性があるでしょう。筆者とパートナーも違いがあるほうなので、普段からこのようなことに気をつけています

  • 言葉だけでなく、表情やジェスチャーにも注目する
  • 相手のスタイルによらず、自分の気持ちはできるだけ率直に伝えることを心がける
  • 相手が嬉しい時、怒った時などによく使う言葉・ジェスチャーを覚えておく

ディスコミュニケーションをできるだけ減らすためにも、相手の話にはしっかりと耳を傾けることを心がけたいですね。

結論|コミュニケーションをあきらめないことが何よりも大事!

この記事では、国際恋愛におけるケンカの原因を、筆者の体験を交えて5つお伝えしてきました。国際恋愛ならではの原因もあれば、恋愛全般に共通する原因もあったかと思います。

いい恋愛をするためには、何よりもお互いの違いを尊重し合いながら、コミュニケーションを取り続けることが不可欠です。自分の生きてきた人生にはなかった経験や考え方を吸収することで、二人の関係はより豊かになっていくはず。違いを受け入れ、共に成長していくことで、より強い絆で結ばれたパートナーシップを築けるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、素敵な国際恋愛をしてくださいね!

◎この記事のまとめ
・時間や金銭感覚、家族観、宗教観、コミュニケーションスタイルの違いがケンカの原因に
・さまざまな違いを認識し合い、尊重することが大切!
・小さなことでも話し合うことをサボらない、あきらめないで!

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